2022年のグランドスラム全豪オープンはスペインのラファエル・ナダルがロシアのダニエル・メドベージェスをフルセットの末下し、2009年以来12年ぶり2度目の全豪オープン優勝を果たしました。
凄い試合を見せてもらいました
2セットダウンからの大逆転劇。試合も5時間を超えるマラソンマッチ。
1セットはメドベージェスが圧倒したといってもよい展開会でした。2セットはナダルがブレイクを2度し、リードするもしぶといメドベージェスにタイブレークの末落とします。
このタイブレークでも最初に身にブレークしたのはナダルでした。
惜しいセットを落としてしまったナダル。
通常であれば、このままストレートで試合を終えてしまっても不思議ではありません。
しかしここからナダルが驚異的な粘りを見せていきます。
第3セットをブレイクを守りこのセットを取ると、続く第4セットも連取。
第5セットは先にブレークをして、優位に試合を進めましたが、サービング・フォー・ザ・マッチで分レクバックを許します。
通常であれば、ここで一気にメドベージェフに流れが来てもおかしくなりません。
しかし、次のメドベージェスのサービスを取ると、再びサービング・フォー・ザマッチ。
ここでは、順調にポイント重ね、ついにサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップ。
ここで一気に取り切るのがビッグ3たる所以。
勝負どころのポイントを取り、グランドスラム前人未踏の21勝目。
怪我を乗り越えての勝利です。
数々のタイトルを手にしてきたナダルも35歳。6月には36歳となります。
選手としては晩年の時を過ごしていますが、きっちりと勝ち切るところがやはりナダルです。
次のグランドスラムは5月の全仏オープンです。
ここでも前人未到の全仏14勝目を目指すことになります。
5月が早くも楽しみです。