2014年09月









テニスの錦織圭の世界ランキングを自己最高に7位にあげました。
マレーシアオープンで優勝したことにより250ポイントを獲得、失効ポイントが90あったので差引160ポイントを追加、ポイントを4025ポイントとしました。

これで3965ポイントのラオニッチをかわして7位に上昇しました。

2014年9月29日付の世界ランキングを見ていきます。

1位 ジョコビッチ   12150
2位 ナダル      8665
3位 フェデラー    8170
4位 ワウリンカ    5600
5位 フェレール    4495
6位 ベルディヒ    4115
7位 錦織        4025
8位 ラオニッチ    3965
9位 チリッチ      3845
10位 ディミトロフ    3710



ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの3人は抜けた存在となってますが、5位のフェレールから10位のディミトルフまでは約700ポイントとそれほど差がなく、今季の最終戦までにまだまだ入れ替えがありそうです。

7位に上昇した錦織にとっては6位、もしくは5位にあげるチャンスです。
昨年のこの時期に目立った活躍がないため、年末までの失効ポイントも270ポイントです。

一方、現在5位のフェレールはマスターズ1000や500シリーズの準優勝などで、年末までに1000ポイント以上が失効します。
現在調子を落としているので、年末までにランキングを落とす可能性は高いと思います。

現在6位のベルディヒは年末までに450ポイントが失効します。ベルディヒという選手はそれほど好不調の波が激しくなく、年間を通して安定した成績を残しています。
今季も優勝は2月の500シリーズのロッテルダムオープン1勝のみですが、6位を保持しているのは流石です。

錦織は当面の目標としていた世界ランキング5位以内の実現がすぐそこまで来ています。
全米オープン準優勝の勢いが続いているので、怪我がなければ難なくクリアできそうです。

これまで目標を掲げてはそれを見事にクリアしてきています。
この5位以内という目標をクリアすれば、残る目標は世界ランキング1位とグランドスラム制覇ということになります。

アジア人は25歳くらいでテニスに要求される身体がようやく完成するといっていたことも、全米オープンのタフな連戦を乗り切ったことで、自らの言葉を証明しようとしています。

実績を残しつつある選手にとって、大きな目標は時にビックマウスと叩かれることにもなりかねませんが、錦織選手は特別な気負いも慢心も感じられません。
むしろ容易にクリアできる目標のようにそれをかかげ、実際にクリアしています。

当面の目標である世界ランキング5位以内の実現はすぐそこまで来ています。


ところでツアー終盤の現在、今季のツアーファイナルがかかるレースランキングも気になります。


1位 ジョコビッチ   8150
2位 ナダル      7020
3位 フェデラー    6645
4位 ワウリンカ    4795
5位 チリッチ      3935    
6位 錦織        3845
7位 フェレール    3535
8位 ベルディヒ    3510    
9位 ラオニッチ      3440
10位 マレー      3405
11位 ディミトロフ   3335
12位 ツォンガ     2650
13位 グルビス     2445
14位 ロブレド     1800    
15位 ファビオ     1770


残り試合は現在行われている楽天オープンとチャイナオープンを加えると、参加可能な試合は以下のようになります。

マスターズ1000 2試合
500シリーズ   2試合
250シリーズ   1試合

優勝ポイントは合計で3250ポイントになります。

失効ポイントを考えても優勝もしくは準優勝など好成績を残せば、まだまだ下位選手にも可能性が残されていますが、現実的にはほぼ11位のディミトロフまででしょう。

ダークホースはマスターズ1000カナダ大会で、ジョコビッチ、マレー、ディミトロフ、フェデラーといったトップ10選手を次々になぎ倒して優勝した現在12位のツォンガでしょうか。

ツォンガのポテンシャルを考えると、マスターズ1000を連勝なんてことも波に乗ってしまうとあるかもしれません。

ただ、ナダルが復帰し、デルポトロもそろそろ復帰することを考えるとやはり現在11位のディミトロフまでの戦いとなりそうです。

すでにツアーファイナル出場を決めているジョコビッチ、ナダル、フェデラーに加え、現在4795ポイントのワウリンカもほぼ当確といえます。

となると、5位のチリッチから11位のディミトロフまでの7人の争いになると思います。

チリッチと錦織は全米オープンでの戦いができれば無難にポイントを上積みして出場を決めるでしょう。

フェレールは現在7位につけてますが、黄色信号がともっています。
全米オープンの少し前から調子を落とし始め、楽天オープンでも1回戦であえなく敗退しています。
このまま調子が上がらなければ、ずるずるとランキングを落とす可能性があります。

一方、現在10位のマレーはシンセンオープンで今季初優勝しています。
怪我からの復帰後なかなか調子が戻りませんでしたが、ここにきてようやく復調してきているようです。
もともと地力がある選手なので、ベルディヒ、フェレールをかわして8位以内に入りこんできそうな勢いです。

実質的には、フェレール、ベルディヒ、ラオニッチ、マレー、ディミトロフの5人で2つのシートを争うことになると思います。

やはりこの中では実力が抜けているマレーと安定感抜群のベルディヒが有利なように思います。

とはいえ、予想通りにいくことはあまりないので、最終盤での熾烈な争いが見られそうです。










マレーシアオープンに出場していた錦織圭が、全米オープン準優勝の貫録を示し、今季3度目の優勝を飾っています。

決勝の相手は世界ランキング28位、フランスのジュリエン・ベネトウです。これまでツアー優勝はありませんが、今季マスターズ1000、シンシナティで準決勝に進出するなど32歳にして自己最高位26位に迫る活躍をしており、好調のシーズンといえそうです。

準決勝でも世界ランキング13位で、錦織のライバルの一人でもあるエネルスル・ガルビスを下しています。

この日の決勝も、第1セット先にブレイクを奪い、試合をリードしていました。このセットは錦織が何度もブレイクチャンスをむかえますがそのたびにベネトウがしぶとく切り返します。
実に9度のブレイクチャンスを凌いでいますが、サービング・フォー・ザ・セットで10度目のブレイクピンチでついに、錦織に破られてしまいました。

タイブレイクでは錦織に有利に進められこのセットを結局落としてしまいました。

第2セットは1度目のブレイクピンチを錦織に許し、このまま錦織が勝利をあげています。

錦織はこの優勝で今季3勝目。500シリーズ1勝、250シリーズ2勝ですが、やはり地力がついている証拠だと思います。

次戦は日本での凱旋試合となる楽天オープンです。

出場は10月1日を予定していますが、この大会でも優勝を狙っていると思いますが、何より優勝がものすごく期待されている大会ですし、優勝する実力はすでについていると思います。

楽天オープンはダブルスにも出る予定です。
全米オープンでタフな試合を乗り切れれたとはいえ、やはり体力や怪我が少し気になります。

今季の最終目標は、ツアーファイナルに出場することだと思うので、くれぐれも怪我をすることなく乗り切ってほしいです。






Kei
Nishikori
Julien
Benneteau
Service Statistics
Aces 2 9
Double Faults 3 1
1st Serve % 64% 66%
1st Serve Points Won 35/44 (80%) 38/59 (64%)
2nd Serve Points Won 15/25 (60%) 15/31 (48%)
Break Points Saved 2/3 (67%) 9/11 (82%)
Service Games Played 11 11
Return Statistics
1st Return Points Won 21/59 (36%) 9/44 (20%)
2nd Return Points Won 16/31 (52%) 10/25 (40%)
Break Points Won 2/11 (18%) 1/3 (33%)
Return Games Played 11 11
Points Statistics
Total Service Points Won 50/69 (72%) 53/90 (59%)
Total Return Points Won 37/90 (41%) 19/69 (28%)
Total Points Won 87/159 (55%) 72/159 (45%)

http://www.atpworldtour.com/share/event-draws.aspx?year=2014&eventid=6003&draw=ms





↑このページのトップヘ