2014年12月

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2014年ラグビーの全国高校大会も2回戦に入り、シード勢が登場しています。

優勝候補の双璧東福岡は静岡聖光学院に100-14と圧勝していますが、東海大仰星は積極的に前に出る東京に対し31-12とやや苦戦していました。

同じくAシードの国学院栃木は大分舞鶴に19-31と競り負け初戦で姿を消しています。
大分舞鶴は国学院栃木に対してもひるむことなく真っ向勝負をしての勝利でした。

この勝利が大分舞鶴の実力なのか、国学院栃木が春の大会からそれほど実力がいないためなのか、ちょっと判断しかねます。それでも東福岡、東海大仰星と並ぶAシードはおそらく過大評価だったのでしょう。

東のAシードは神奈川の桐蔭学園が慶應に敗れて花園の全国大会に出場できなかったためやむを得ずAシードになった感があります。

大分舞鶴の3回戦は報徳学園です。この試合に勝利すれば、実力がある程度証明されることになりそうです。

その他の勝ち上りは、報徳学園、春日丘、流経大柏、御所実業、京都成章、尾道、佐賀工業、慶応、大阪朝鮮、茗溪学園、国学院久我山、大阪桐蔭、明和県央とほぼ順当な勝ち上がりです。


3回戦の組み合わせです。

東海大仰星対明和県央

大阪桐蔭対国学院久我山

大阪朝鮮対茗溪学園

御所実業対慶應

東福岡対佐賀工業

尾道対流経大柏

京都成章対春日丘

報徳学園対大分舞鶴


3回戦の注目はやはり御所実業対慶応戦でしょう。

県予選で御所実業は天理に、慶応は桐蔭学園に勝利しており、いずれもAシードに近い実力を持っているチームと考えらえます。

その他、大阪朝鮮対茗溪学園、京都成章対春日丘も実力が接近しており、楽しみな対戦となりそうです。

また初戦で苦戦した東海大仰星の試合運びにも注目です。









2014年全国高校ラグビー選手権大会2回戦に優勝候補筆頭の東福岡が登場しました。

相手は1回戦で倉吉北(鳥取)を82―5で圧勝した静岡聖光学院です。決して強豪校ではありませんが、1回戦をいい形で勝利しており、東福岡にどの程度通用するか注目の戦いでした。

しかし、序盤から東福岡が圧倒し前半を57―7で折り返します。
後半多くの選手を入れ替えた東福岡でしたが猛攻は止まらず結局100-14で圧勝しています。

東福岡はプレーの質が高いということもありますが、フィジカルでもかなり優位にたっており、静岡聖光としてはなすすべがなかったというところでしょうか。

東福岡の今村陽良(186センチ100キロ)は筋骨隆々とした逞しい体つきです。
縦への走りは力強く、すでに高校レベルを超えている印象です。
帝京以外のチームであれば、LOもしくはNO8として1年生からレギュラーになれそうな逸材だと思います。

SH佐竹克基からSO松尾将太郎へボールが渡ると、CTB永富晨太郎、CTB山縣翔 WTB高野蓮、FB高野恭二などが縦横無尽にフィールドを駆け回りトライを量産していました。

この試合では東福岡のトライゲッターWTB岩佐賢人の目立つ場面がないほど他のバックス陣が躍動していました。

東福岡の次戦は佐賀工業です。




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