第55回ラグビー全国大学選手権も間もなく決勝を迎えます。

準決勝の対戦は、早稲田大学対明治大学、帝京大学対天理大学でした。
結果は、明治が早稲田を31対27、天理が帝京を29対7でそれぞれ勝利を上げています。

おそらく自力通りの結果です。
明治は言わずと知れた大学随一の才能集団。選手層の厚さも大学NO.1といって差し支えないでしょう。一方早稲田も、明治とまではいかないまでも有望選手が集う才能集団です。

伝統の早明戦。簡単な試合にはならないと思っていましたが、予想に違わぬ好ゲームとなりました。
序盤は早稲田の攻めがうまくいきましたが、徐々に明治が地力を発揮。前半を17-13で折り返します。
後半も明示が押し気味進め、後半35分の時点で31-20とリードを広げほぼ試合を決め多と思いました。
しかし、後半38分、早稲田が1トライを返し、31-27とし、1トライで逆転まで盛り返します。

慶応戦の大逆転の再来なるかと思いましたが、反撃もここまで、明治が早稲田を下します。


2試合目の帝京対天理。
序盤から押し気味に進めた天理が12-0とリードして前半を折り返します。
ここまでボール支配率で圧倒しながらも、そこまで得点を挙げることができなかった天理。
逆境に強い帝京だけにやや不安を残しながら公判を迎えます。

後半開始早々、竹山選手の好判断により、7点を返します。
しかし、13分、18分にトライを重ね天理が26-7とリードを広げます。
さらに、29分に29-7としたとところでほぼ勝負が決まりました。

そのまま、29-7で帝京を押し切り、勝利を手にしました。

決勝は、天理大学対明治大学となりました。

大学ラグビー界は長年関東優位の時代が続いています。
しかし、今年度は関西チームが千載一遇のチャンスです。

明治も自力はあるものの総合力ではおそらく天理が一歩リード。
実力通りの力を発揮することができれば、同志社大学以来の関西チームの優勝が実現しそうです。

ただ、舞台は秩父宮。地の利が優れることに加え、明治も復活優勝に死力を尽くしてくるはずです。

白熱した熱戦を期待しないわけにはいきません。