オーストリアで行われたエルステ・バンクオープン決勝は、ダビド・フェレールがスティーブ・ジョンソンを下し優勝を飾りました。
これで今季は5勝目です。グランドスラムやマスターズではそれほど目立った成績を残せていないためあまり話題になることはありませんが33歳という年齢を考えても見事な結果です。
しかも今季は決勝に5度進出して全て勝利をあげるという勝負強さも見せています。
ジョコビッチをはじめ上位陣が安定した強さを発揮しているため悲願のグランドスラム制覇やマスターズ1000での優勝の可能性はかなり低いかもしれませんが、175センチという不利な身長でここまで長くトップ10を維持しているのは見事というほかありません。
錦織の名前が日本で浸透し始めたのは、当時世界ランキング4位のフェレールから勝利をあげたのきっかけでした。
昨年はシーズン終盤に調子を落とし、このまま徐々にランキングを落としていくのかと思われましたが、その後コーチ陣を一新し、見事に復活を遂げています。
もうしばらくはテニス界屈指の鉄人プレーヤーの活躍を見ることができそうです。