2015年全米オープン





2015年全米オープン決勝は、世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ対2位ロジャー・フェデラーというゴールデンカードになりました。

まさに現在最高のプレーヤー2人のベストマッチです。

鉄壁のディフェンスを誇るジョコビッチに対し34歳にして進化を続けるフェデラーの対戦とあって勝利の行方を予想することは容易ではありませんでした。

フェデラーはセイバーと呼ばれるセカンドサーブをサービスライン際でリターンするという驚異的なプレーを見せるなど、彼の進化は留まるところを知りません。

今大会も圧倒的な強さで勝ちあがってきていました。

一方のジョコビッチの強さはいまさらいうまでもありません。現在最強のプレーヤーであることはだれもが認めています。

最強ジョコビッチにはかつての天才プレーヤーでもなお強さを追求するフェデラー。

試合は予想通りの熱戦です。
しかし、3-1でジョコビッチが勝利、グランドスラム通算10勝目を果たしました。

フェデラーにも流れがありました。それでも、流れを何とか食い止めるところがジョコビッチの強さでしょう。

両者のライバル関係が来シーズンも続くことを願ってやみません。











2015年全米オープン女子決勝はイタリア対決となりました。
試合はフラビア・ペンネッタがロベルタ・ビンチをストレートで7-6、6-2のストレートで勝利し初優勝を飾りました。

この日のビンチはセレーナ戦で見せたような左右に打ち分けるショットが精彩を欠いていました。
セレーナ戦との熱戦で体力も相当消耗していたのでしょう。もはや、決勝を戦うだけのエネルギーが残っていなかったのでしょう。

決勝としてはやや淡白な試合となってしまいましたが、今回の結果は今後の女子テニス界の勢力図に変化をもたらすきっかけとなりそうです。

今季不安定ながらもグランドスラム3連勝と、なかなかセレーナの牙城を崩せずにいました。
今季のセレーナは決して盤石の強さというわけではありませんでした。それでも、負けなかったのは他の女子選手の力量不足に加え、最強セレーナを倒すという大きなプレッシャーもあったのでしょう。

セレーナは今回の敗戦で自信が揺らいでいるでしょうし、他選手はセレーナにも勝てると自信を深めているのではないでしょうか。

今後の女子テニス界の勢力図がようやく変化していきそうです。






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